交通事故を起こしてしまったけど、大きなけがもしていないし病院に行く必要なんて無いよ。そんな風に考えられている方もいらっしゃることでしょうが、事故後は医療機関へと足を向けるべきです。
なぜなら、交通事故によるけがは骨折のように分かりやすい症状よりも目に見えない症状の方が多いからです。
むち打ち症など、交通事故が原因のものに代表される症状は、事故後すぐに症状が現れる者から数日たって現れるものまでさまざまです。
長くて数カ月、数年後に現れることも少なくありません。
またそれらの症状は痛みやだるさ、頭痛などの日常生活でもよくあるような症状ばかりと、厄介なことこの上ありません。
自分では不調の原因が何か分からずに困惑し、周囲からは仮病などのあらぬ疑いをかけられることも少なくないのです。
さらに、むち打ち症などの症状に対して何の治療も施さずに過ごしていると、筋肉が圧迫されたり骨格が歪んだりしてだるさや痛みが慢性的なものになってしまいます。
自分では対処法が分からず、しかし症状は進んでいく。
このような状況が長期的に続くと心身共に疲弊してしまうことでしょう。
早期発見が早期回復に繋がるのです。